ご挨拶
GREETING

培った経験をすべてのお客様に還元したい

光洋精機株式会社は、2020年で50期目の節目を迎えます。
1971年8月にアルミ鋳物の専業メーカーとして、宮城県白石市にて創業を開始致しました。
1988年に宮城県柴田郡大河原町に移転して、今日に至っております。

私自身は、大学卒業後の2006年4月に当社へ入社、先代のもとで品質保証の業務からスタート致しました。当時の光洋精機は、いわゆる「昭和の職人集団」という会社であった為、品質保証の仕組みを一から構築し、ISO9001認証を取得して、安定品質の基盤を固めました。
また、生産管理の業務にも携わり、現場と事務所をPCで繋ぎ、鋳造から客先出荷まで、ワンストップで確認・お客様に回答出来る仕組みを構築し、納期遅れや回答出来ない等の問題を解消致しました。

リーマンショック後、2009年に工場長に就任してからは、「自分の会社だけが得をする考えだと、この先の社会に適合しなくなる」と考えるようになり、問題・課題の解決に奔走しました。
アルミ鋳物において慢性的に付きまとう「鋳巣」の問題をどうにかしたいと、2013年「ものづくり補助金」を活用し、”3DCADソフト””鋳造シミュレーションシステム”を導入。
これにより、鋳巣の発生を金型を製作する前にPC上で予測することが出来るようになり、鋳巣の発生を最小限に抑えた型設計、初期立ち上げ時の開発工数や時間の大幅な低減を実現し、クオリティ・納期・コストの3面でお客様への提供価値を劇的に向上させることが出来ました。
鋳造シミュレーションシステムは、今現在でもパターン蓄積をしており、導入当時よりもさらに高精度なシミュレーションを行うことが出来て、お客様へ提供出来る価値も向上し続けております。

2018年に代表取締役に就任し、お客様・従業員・協力会社様・地域の皆様とWin-Winの関係を築けるようにという想いから、今は「大型アルミ鋳物の製造で世界中を笑顔に」を当社のスローガンとし、「最先端技術を用いて、今までにない大型アルミ鋳物を様々な分野に供給する。」というミッションを掲げています。
技術革新の目覚ましい昨今、”最先端技術の導入”はステークホルダーへ大きな影響を与えると考えております。
実際に2013年に”鋳造シミュレーションシステム”という最新技術を導入したことで、お客様から喜びの声を頂き、業績は安定。業績向上により従業員に還元することができ、受注拡大により協力会社様への発注は増加、黒字経営を通して地域への貢献も出来るようになったと感じています。

最近では生産性向上のため、ものづくり補助金を用いて仕上げロボットを導入、2020年は3Dプリンターメーカーと提携し、積層による砂型造形テクノロジーを導入します。
今後はIT分野へも投資を行い、バックヤードの管理効率化、生産性向上のためのアクションの洗い出しを行い、ステークホルダーの皆様へ更なる価値を提供出来るよう、邁進して参ります。

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