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特徴1
最小肉厚部2mmの複雑形状に対応
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特徴2
工数削減で他社よりも低コスト
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特徴3
型製造を最短1日で実現
特に砂型鋳造は、最初に1ヶ月程度かけて砂型を形作るための木型を製作し、それに砂を入れ固め、最終工程で 木型から砂型を抜く作業が必要な為、鋳造開始までに時間を要していました。
2021年、砂型鋳造のさらなる効率化の為、砂型積層3Dプリンタを導入しました。これにより、 通常1ヶ月要していた砂型鋳造が最短1日で対応でき、更には従来の砂型では実現不可能だった勾配無し、 逆勾配等の複雑形状のアルミ鋳物の鋳造も可能となりました。また、装置の大型化・高速化により、大型アルミ鋳物の鋳造も可能となっております。
当社導入の砂型積層3Dプリンタ
“S-MaxPro”の特徴
- 木型レスのため、最短1日・複雑形状の砂型製造が可能!
- 他社製従来型砂型積層3Dプリンタの10倍以上の印刷速度を実現!
- 1800mm×1000mm×700mmサイズまでの大型アルミ鋳物対応可!
- 製品3DCAD(ソリッドモデルのParasolidファイル or stepファイル)のご提供で初期費用削減可能!
- 砂型のみの供給にも対応!
- 高速印刷と天然珪砂使用で大幅なコストダウンを実現!
- 中子のみの対応も可能!従来型の工法との組合せも可能!
- 3Dプリンタメーカーのパートナーネットワークにより大量生産可能!
- 試作後、大型傾動式鋳造機、低圧鋳造機、砂の再生装置、大型マシニングを使って量産提案可能!
砂型積層3Dプリンタ“S-MaxPro”の比較
光洋精機導入中 S-MaxPro |
他社製従来型 砂型積層3Dプリンタ |
従来砂型工法 | |
木型 | 不要 | 不要 | 必要 |
抜け勾配 | 不要 | 不要 | 必要 |
製作納期 | 最短1日 | 最短3日 | 1ヶ月程度 |
製作可能サイズ | 1800mm×1000mm×700㎜ | 800mm×400mm×400mm | ― |
速度(造形容量/時) | 80リッター/時 | 8リッター/時 | ― |
砂型積層3Dプリンタでの作業工程
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3Dモデル製作
ご提供いただいた図面・CADデータを元に砂型3Dモデル製作します。
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積層造形
砂型3Dモデルに基づいて積層造形装置で造形します。
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型合わせ
造形された砂型を組み合わせ、鋳造機に設置します。
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注湯
アルミを砂型に流し込みます。
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型ばらし
アルミを自然冷却した後、砂型から鋳物を取り出します。
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湯口切断
湯口など注湯のために発生した箇所を切削します。
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仕上げ
マシニング加工設備や仕上げロボット、職人の手などで、仕上げ処理を行います。
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熱処理
T4,T5,T6処理等の、必要な熱処理を行います。
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品質確認
寸法検査・外観品質・内部品質をチェックします。
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納品
契約時に取り決めた方法にて製品を引き渡し致します。